Workers Wind

主に私の仕事に関する考え方と自分の知識・スキルを習得するために読んだ本、調べたこと、実施した結果などについて記載しているブログです。

働くということを問い直す「WORK 価値ある人材こそ生き残る」を読んでみた。

電車で通勤している時に、車内の広告をよくみています。

特に本に関する広告をみており、気になった本は購入して読むことが多いです。

今回紹介する本も半年くらい前に電車内の広告で気になった本です。

 

タイトルは「WORK 価値ある人材こそ生き残る」。

 

この本を読んでみた感想は、単純に仕事に対する考え方ってそうだよなという納得感が強く得られたということ。

 

働くという意味を見つけられていない方は、本書を読んでみると一つの正解なような考え方を得られると思います。

 

というか、本書で書かれていることが私が仕事に対して考えていることに非常に近かったということなんだと考えています。

なので、読んだかどうかはわかりませんが同僚にも本書を薦めておきました。

この本の話をしていたから、読んでくれたのかな。

 

さて、私が共感した本書の文を少し紹介します。

会社とは学校のように自分を育ててもらう場ではなく、「自分の価値を提供し、売り上げを作る場」

これには共感しかないですね。

部下に指示した内容ができない時に、なぜできないかを聞いてみると「教えられていません。」という回答がしばしば得られます。

まぁ、そう回答したい気持ちはわからなくもないですが、非常に残念な気持ちになります。

この場合に、業務を指示した段階で、進め方がわからないと質問してくれれば全然問題ないのです。

しかし、このようなケースは少し様子をみて時間が経ってこちらから進捗を確認した際に、言い訳のように報告を受けることが多いのです。

一体どうなっているのか・・・

 

少し愚痴っぽくなってしまいました。

 

もちろん会社は従業員に研修を受けさせたり、資格を取得したら報奨金を与えるなど個人の能力開発を支援するような仕組みを提供してくれていることもありますが、それはあくまでも会社が成果を上げるためであり、従業員を育成することが目的ではありません。

 

究極的に、従業員が何も言わなくても収益を稼ぎ出していてくれれば、会社側としては研修制度など全廃しても問題ないでしょう。

(そんな会社に従業員が集まるかはわかりませんが・・・)

 

会社の存在意義は、会社によって様々ではありますが、非営利団体でない限りにおいて会社は収益を上げねば存在していくことはできません。

 

その会社の成長過程で、試行錯誤しながら業務をすることで、自身のスキルアップや成長があるのであり、会社が用意したレールに乗ることでスキルアップや成長をするわけではないのです。

 

仕事ができると言われている会社員は、意識的にか無意識的にかはわかりませんが、このことに気づいていて会社が準備している育成施策があろうがなかろうが、与えられた仕事を目的以上に達成するために必要な行動をして、当たり前のように目的以上の成果を出すのです。

 

それは、与えられた仕事の目的をしっかりと認識できるということが大前提で、かつその目的を達成するために必要な要素とプロセスを定義して、実行する力があるということなのです。

 

このように仕事を進められるようになると、別の仕事に代わってもよほど興味のない仕事やスキルアンマッチの仕事をやらない限りは一定以上の成果が出せるようになると認識しています。

 

要は当該業務や役割の目的を正しく認識した上で、自身に与えられているリソースを把握し、そのリソースをどのように使うと目的が最短で達成できるのかを計画し、その計画を円滑に実行するというのが仕事ができるという状態なのです。

 

目的の達成においては、一人で実施する必要はありません。

チームの力を借りることも有用です。

ただ、一人で実施するよりもチームで仕事をする方が難しいことはよくあります。

チーム内のメンバーの仕事に対するベクトルが一致していないと上手くチームとしては機能しません。

従って、チームメンバーの仕事に対するベクトルをどのように調整すると目的が達成できるかを考えることも必要です。

 

チームメンバー全員が目的達成に向けて最大限の労力を提供してくれるわけではないときにどのように目的を達成するかということを考えることも仕事です。

彼・彼女が非協力的だから上手くいかなかったというのは、結局は言い訳にしかならないのが仕事なのです。

 

本書は仕事に関する精神論的な内容が多く記載されているように思いましたが、どのように仕事に取り組むべきかという考え方は実はすごく大事なことです。

なのために働くのかということも目的を理解するということにつながっているからです。

 

チームメンバーの価値観を同じにするということではなく、モノの考え方を共有して、そのモノの考え方であれば、このやり方で上手くいくということを考えられることがチームを動かす上で重要なのです。

 

仕事において一人でやれることには限界があります。

人数をかけた仕事の方が大きな成果は得やすいのです。

これは他人をコントロールすべきということではありません。

コントロールできるのは自分の行動のみであるということを認識しつつ、他者の協力をいかに取り入れて大きな成果を出すかということなのです。

そのための労を惜しまなければ結果がついてきて、自身の成長につながるのです。

 

仕事を通して自分の成長を感じたいという人はぜひ本書を一度読んでみることをお勧めします。

 

 

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