一人で通勤するときはVoicyの「ながら日経」を聴いています。
その「ながら日経」の広告で、日経を12ヶ月間40%オフで購読できると言っていたのでそんな安く購読できるのと思ったので少し調べてみました。
以下のサイト経由で日経電子版の購読申し込みをすると23歳以下の方は無料期間1ヶ月+12ヶ月間日経電子版を毎月1,711円引きで購読できるというキャンペーンが開催されていました。
日経新聞は、日本の会社員の大多数が読んでいると言っても過言ではない経済新聞ではありますがその購読料はそれなりにお高いので、会社員成り立ての身ではなかなか購読に踏み切れないのではないかと思います。
そして、今や日経新聞に限らず新聞の販売部数は下がってきておりますので、こういったキャンペーンで読者を増やすのは悪い施策ではないとは思えます。
情報の質が良いか悪いかは置いておいて会社員としての共通言語を手に入れるという観点で日経を読むというの非常に有益なことだと言えるからです。
なお、本キャンペーンは23年5月31日の申し込みまで対応しているということで興味がある23歳以下の方は申し込みして購読してみると良いでしょう。
一方で、私は日経電子版の購読は既に解約しています。
以前に本ブログでも紹介したのですが、日経新聞を無料で読む方法を使っており、今でもそのサービスは利用できるからです。
日経電子版の定期購読としては解約していますが今でも日経電子版アプリで日経の記事を読むことはあります。
日経電子版アプリはニュースアプリとして出来が良いのと、日経は情報ソースとして信頼感が高いので、ちょっと調べ物をしたいときに日経のサイトで記事検索をすることがあります。月に10本であれば無料で全文読むことができるので私が調べ物に使うぐらいは十分無料で対応できるのです。
そんな日経新聞を安価に読める状態にしてユーザーの裾野を広げるというのが果たして日経にとって良い施策なのかというと正直疑問があります。
安易な安値提供はブランド価値を下げることにつながらないか懸念してしまいます。
日経新聞社にとっては既に有料会員ではない私の心配など本当に余計なお世話であり、こんなことを考えるなら有料会員になれということだとは思いますけどね。
今は日経に限らずあんまり経済とか社会除情勢をネタに会社で雑談とかしなくなっているのかなとか思いますので正直このキャンペーンが効果的なのかも疑問です。
さらに、私がやっているように日経を無料で読む手段があり、情報感度が高い日経を読むような若者はたぶん無料で読む方法を選択するのではないかと考えます。
従って、このキャンペーンを選択するような若者はむしろ情報弱者であり、日経が購読してほしいユーザーとは少し違うのではないかとさえ考えてしまいます。
また、余計なお世話ですね。
この日経を無料で読めるサービスについて改めて記載すると、日経テレコンという日経のサービスを経由して提供されております。日経は自グループでサービスの食い合いをしていることになるのではないかと以前から不思議に思っていました。
日経テレコンを経由して無料で日経を読む条件として楽天証券で口座開設している必要があります。日経からすると楽天証券から契約料のような料金還元が相応にあるということなのでしょう。
いずれにしても、消費者の私としてはこの企業間の約束により無料で日経新聞の記事を読むことができているので大変助かっています。
私が懸念している日経のブランド価値は私としては日経を情報ソースとして信頼しているので下がってはおりません。
日経の経済情報の質の高さがこのキャンペーンのターゲットとしているU23世代にも伝わってくれるといいですね。