仕事ができるというのは、どんな状態なのかをよく考えています。
私は学生時代にほとんど勉強していなかったので、知識が全然足りていないと感じており、最近は気になった本を読んで知識を得るようにしています。
はっきり言って学生時代よりも今の方が断然勉強しています。
私が高校時代に連載していた「ドラゴン桜」を今更ながらに読破して、高校時代に読んでいれば東大目指して勉強していたなと思いつつも、大学に入り直すということは考えてはいません。
ただ、仕事ができるようになるには何を勉強すれば良いかを考えています。
そんな時に、本屋に寄ったところ「7日間で突然! 頭が良くなる超勉強法 【ドラゴン桜公式副読本】」が平積みされていたので、購入して読んでみました。
ついでに「ドラゴン桜2」が連載されていることを本書を読んで知ったので、これも購入して読破しました。
「ドラゴン桜」から「ドラゴン桜2」は世の中の変化を取り入れて前作の基本の勉強法も取り入れつつ、時代にあった勉強法に変わっており、大変参考になりました。
さて、「7日間で突然! 頭が良くなる超勉強法 【ドラゴン桜公式副読本】」を読んだ結果として、7日間で突然頭が良くなるということは当然ありませんでした。
本書では、頭が良くなる方法を7日というステップに分けて解説しているのみです。
以下がその7つのステップになります。
- 語彙力
- 情報処理力
- 質問力
- つなげる力
- 分解力
- 要約力
- 問題作成力
全ての行動の最後に【力】がつけてあり、これらの力を伸ばすことで確実に頭が良くなるということが本書を読むとわかります。
そして、これらの力は1番から7番までを順番に身につけていくことが推奨されております。
つまり語彙力こそが頭を良くするための基本中の基本なのです。
語彙力とは、以下の式により測れると「語彙力を鍛える〜量と質を高めるトレーニング〜」には記載されていました。
語彙力=語彙の量(豊富な語彙知識)×語彙の質(精度の高い語彙)
本を読んで内容を理解するにしろ、人の話を理解するにしろ、人に自分の話を伝えるにしろ、全ての基本は語彙力にあるのです。
語彙力が弱くては、話の内容を正確に把握することができずに間違った解釈をしてしまう可能性が高くなり、何事も答えに辿り着くのに時間がかかってしまうのです。
実際に語彙力の強弱を感じる場面として、自分が興味のある分野の話は理解しやすいが、興味のない分野は語彙力が弱いため、当該分野の話を理解することは難しいはずです。
つまりまず内容を理解するにはその分野の語彙を正確に理解する必要があるのです。
一つの分野の語彙を理解していると別の分野の勉強をする際にも覚えた分野の語彙を基礎にして、新しい分野の語彙も理解できるようになるため、学習効率はどんどん上がっていきます。
「7日間で突然! 頭が良くなる超勉強法 【ドラゴン桜公式副読本】」で、勉強の道筋を得て、語彙力を伸ばす方法論を「語彙力を鍛える〜量と質を高めるトレーニング〜」で学ぶことができます。
次は、そこで覚えた方法論を実践する段階に入っています。
つまり私の状態は、頭が良くなる学習方法はわかりましたが、まだ学習中であるため、私の頭はまだよくなっていないということになりますし、そういう意味で「7日間で突然! 頭が良くなる超勉強法 【ドラゴン桜公式副読本】」読んでも到底7日間で突然頭が良くなることはないのです。
ただ、この7つのステップで学習するというのは頭を良くするために必要なベーススキルを上げていく最短コースだなという感触を得ることができました。
語彙力、情報処理力あたりは学習することでそれらの力の向上が感じやすい力だと思いますが、質問力以降の力の向上は実感しづらい力だと考えます。
とはいえ、語彙力が高まり、質問の仕方や事象の捉え方などを学んでいけば、各々の力は確実に向上すると思います。
その向上した力をどのように表現するかが難しいと感じています。
「あの人頭いいよね」ということを言うのは簡単ですが、なぜ頭が良いと思うのかを事例ではなく、力で表現する、できれば定量的に表現できるようになると分解力が強くなっていると言って良いでしょう。
さて、頭が良くなりたいけど、方法論がよくわからないなという方は「7日間で突然! 頭が良くなる超勉強法 【ドラゴン桜公式副読本】」を読むとその方向感を得ることができるのでお勧めです。
サラッと読めて読んだ後は自分でもできそうという感覚も得られるのも本書の良い点です。
後は、ひたすら実践あるのみですね。