ちょっと前に、有名なレジャー施設に出かけました。
そして、乗り物に乗るための列に並んでいたときのこと、少し前に並んでいる小学生くらいの女の子が持っていた本をみて、衝撃を受けました。
その本のタイトルは、「学校では教えてくれない大切ねこと8 時間の使い方」。
その親子から発せられる空気のエグゼクティブ感も相当にハンパなかったのですが、どう見ても小学校3、4年生ぐらいの女の子がマンガとは言え、時間の使い方に関する本とか読むのかという衝撃でした。
そして、内容が気になり、Kindle化もされていたので、購入して読んでみました。
本書は、時間の使い方に関して例にしている題材こそ家の手伝い、宿題、習い事など小学生向けに書かれているものの時間の使い方をどうすれば上手くできるかという観点で、しっかりと書かれており、普通に私が読んでいる自己啓発本の内容と同じことが書かれていました。
「えっ、そんなこと自分が小学生の時にはまったく気にしていなかったんだけど・・・」
むしろ夏休みの宿題とか、基本的には休みの最終日や休み明けのロスタイムで片づけてきたんですけどという私には彼女がこんな内容の本を読んでいるなんて、まったく信じられませんでした。
さらに気になったので、この「学校では教えてくれない大切なこと」について調べてみるとシリーズ化されていて、第一弾は2015年7月に「整理整頓」についてから発売されていました。
そして、現在では36巻まで様々な意識高い系なテーマが小学生向けに提供されています。
本シリーズはマンガで優しく書いてありますが、その内容は社会人が読んでも感心するような内容になっています。
要は、こういうテーマの内容は大人になってもなかなかできないため、成功者と呼ばれる人たちは一握りなんだと考えています。
「7つの習慣」なんかも同じですね。
7つの習慣で書いてあることは、理解はできますが実践することは難しいのです。
自分が持っている怠惰な精神を律することができないと7つの習慣を習慣化させることはできないのです。
とりあえず気になったので「時間の使い方」のみ購入してどのような内容なのかを確認しました。
そして、大変良い内容であることがわかったので、小学生の子供を持つ同僚に本シリーズを薦めておきました。
読書習慣がない子供でもマンガは読むという場合がありますので、本シリーズを子供時代に読んでもらうのはオススメです。
ただ、生活を律するような内容ではあるので、親も一緒に読んでモノの考えを学ぶようにしておいた方が良いでしょう。
親が考え方を知らないのに、子供にだけ押し付けてもしょうがありませんからね。
そもそも、親がしっかりこのシリーズに書かれている内容を実践していれば、子供は自ずと親の真似をしてしっかり育ちますしね。
本シリーズを子供が読むと親の行動の背景を理解するのが早くなるという効果も期待できるのではないかと思います。
それにしても、この本を読んでいた小学生の女の子は本書を読みながら、何やら気になることを親に色々聞いていたようにみえたので、頭がいいんだろうなと感心しました。
こんな子供たちが成長してくると思うと、私ももっと勉強しなければいけないなという気持ちになりました。
本書の各巻のテーマ設定も非常に興味深いので、何か自己啓発本を読むのは難しそうだと感じる人は、小学生向けと敬遠せずに、まずはこのシリーズから新ためて読んでみてもいいかもしれないですね。
普通に会社員に向けても使える内容だと考えます。