Amazonで何か面白そうな自己啓発本がないかを探すことを習慣にしております。
そんな時に、ビジネス書ランキング1位に入っていた「40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ仕事に対する考え方」に目が止まり読んでみました。
本書に記載されている内容は、コンサルタントであれば普通に知っているような内容ですが、コンサルタントがよく利用するフレームワーク用語をほとんど使わずに要素分解・分類のことが説明されているところに好感が持てます。
非常に平易な表現で物事の捉え方を説明しているので、とっつきにくいフレームワーク用語を覚えることなく要素分解・分類の考え方を身につけることができます。
本書に出てくるフレームワーク用語といえば、「もれなくダブりなく」のMECEくらいなものでしょうか。
5W1Hで考えるとかもフレームワークといえばそうですが、これはそこまで違和感なく受け入れられるでしょう。
一応私はマーケティングフレームワークを少しは知っているので、本書の内容に真新しいものはそれほどなかったのですが、本書の平易な表現は改めて勉強になりました。
また、マーケティングフレームワークより大事なこととしては、仕事の指示を出す際に人に説明するときには背景をしっかり説明した方が後々手戻りが少ないであるとか、現場をしっかりみないと良い企画はできないだとか、経営企画に携わっている人には大変役に立つ考え方が多く記載されておりました。
というか、仕事の基本をすごく丁寧に教えてくれている本です。
本書では著者が20代の時に上司からどのように仕事に対する考え方を学んだのかが、身近なものを例にして上司と部下の語り口調で説明されており、非常にわかりやすく描かれております。
著者はちょうど私と同じような年代の方のようですが、こんな風に教えてくれる先輩・上司は私の身近にはいませんでしたね。
私としては、本書を参考にしてこのような上司になりたいと思ったしだいです。
私もいつか自分の考え方だったりをまとめて本を書きたいものです。