母が躁病になりました。
医者から診断を受けたわけではないので、実際のところはわかりませんが、母の症状から躁病になったと判断しています。
精神病の判断を素人がするのは危険だとわかってはおりますが、そういう問題ではないと思えるぐらいに症状が出ています。
母に躁病になってるとか、そんな話はしておりません。
母の症状は、これまでの母からの言動とは思えないような誇大妄想を言うようになってしまったというモノ。
母は、少し前に体が動かなくなったということで、総合病院に入院することになりました。その際には特に今のような妄想を言うということはありませんでした。
膠原病と聞いています。
ただ、この入院について私は少し心配してました。
母は3年ほど前に鬱病となり、入院していたことがあるのです。
私が働くIT業界ではメンタル不調はわりとよくある話で、鬱病で欠勤するという社員もおります。私も若い頃に少しその傾向があったように思います。しかしそれと比べると、母が患った鬱病の傾向とはまったく別のものでした。
気分が上がらないとかそういったものではなかったのです。
電話などで話をすると、自己嫌悪の話を延々と語り、その結果として生きていてもしょうがない、死にたい、生きていてもしょうがないということを繰り返し言うのです。
畑で元気に働き、しゃべることが大好きで明るい母の性格からはまったく考えられないような発言しかできなくなってしまっていたのです。
あの時もこの症状が本当によくなるのかと思いましたが、心療内科の病院に入院して3ヶ月程度で回復することができました。
この経験があったので、今回体の不調により入院することで、もしかしたら鬱病が再発するのではないかという不安がありました。
不安が的中したのです。
鬱病ではありませんが、明らかに精神に不調をきたしているのです。
はじめは大部屋で入院していた母ですが、先週個室に変わったと電話をもらいました。
この時は、個室になって電話ができるようになってうれしいということで、母の話を2時間ほど聞いてあげました。
はじめは入院生活のことを話していた母でしたが、少しすると様々な昔話をマシンガンのように話はじめました。
本当に話をすることが好きな母なので大部屋で電話ができない生活はつらかったのだろうと思い、個室で誰に気兼ねなく電話ができるのがうれしいのだと思い、話を聞きました。
この日は、昔のことをよく覚えているなとか、本当に話ができずにつらかったのだなと思いました。
しかし、この3日後に電話をもらった際に異変がおきていました。自分が作った梨が千疋屋に100万円で売れるというのです。
確かに母が作っている梨は大変おいしいものですが、1玉100万円で梨が売れるようなことがあるわけがありません。
何を言っているのかわかりませんでした。
何とかこの商談を進めたいと方々に電話をしはじめているという話を近所の方からの電話で知ることになりました。
そして、母は携帯電話の電話帳に入っている知り合いに片っ端から電話をしているというのです。家族であれば、母の状態を察することができますが、ほとんど連絡をとっていなかったような方には何が起きたのかわからなかったことでしょう。
そして、病院は新型コロナウイルス対策により面会ができないのです。
母の状態は医師、看護師ともに把握しているようなのに、特に何の手立ても打たれているようには感じませんでした。面会もできないため、母の治療状況は実家にいる兄や弟からの連絡以外ではわからないのです。
兄からは、昨夜精神安定剤のような薬を処方すると看護師から連絡をもらったとLINEがありました。
今朝また母から電話をもらいました。口調は落ち着いた感じでしたが、言っている内容は変わりませんでした。
母が入院している総合病院には心療内科はないため、治療は難しいのかもしれません。
母は来週退院しますが、今後の治療方針については家族で話あって決めていくことになります。
今回、本ブログの趣旨とは異なる内容の記事を書くことについて正直迷いました。
自分の考えを整理しつつ、後で振り返りができるようにすることと、同じような状況で悩んでいる方に少しでも役に立つ内容が記事にできればと思って記載することにしました。
今回は状況を書いただけのため、何の役にも立たないとは思いますが、どんなに元気だと思っている人にも精神疾患は起こりうるという参考になればと思います。
躁鬱病は病気であり、治療可能です。
前回の母が鬱病になった時も本当に治るのかと思いましたが、回復しました。
ただ、再発しやすい病気だということです。
だから、危ないと思っていたのです・・・
悲観だけしていても、しょうがないので今後も治療の状況を不定期にはなると思いますが、記載していきます。