Workers Wind

主に私の仕事に関する考え方と自分の知識・スキルを習得するために読んだ本、調べたこと、実施した結果などについて記載しているブログです。

話し方とは聞くことである「人は話し方が9割」を読みました。

私は営業職をかれこれ10年以上やっております。

そして、営業職に大事なことの一つに話し方があるなと感じていたので、「人は話し方が9割」を読んでみました。

巷に多くある「○○が9割」本ですね。

実際に、話し方が9割かどうかはわかりませんが、話し方が重要であるということは私の経験上も否定はできません。

 

さて、本書は話し方とタイトルにはありますが、話し方ではなく、まず聞くことを進めています。

多くのコミュニケーション本も聞くことを薦めておりますので、コミュニケーションを円滑に行うためには、聞く力というのが大事であるということがわかります。

 

まず聞くことで、相手のことを理解していくというステップを踏むと話しは弾むということです。

 

本書ではこのステップを拡張話法として紹介しております。

感嘆→反復→共感→称賛→質問といった感じで徐々に相手の懐に入っていくのです。

感嘆から称賛までが聞く行為で、最後の質問のみ話す行為と言えるでしょう。

もちろん、感嘆するにしても、反復するにしても、言葉を発していますが、これらは能動的に話すのではなく相手の言葉に対して受動的に対応します。

質問も質問の仕方によっては受動的な質問もできますが、ここでは最終局面で相手の信頼を得た時にできる質問をとって能動的と私は書いています。

それと相手の気持ちになった感嘆、反復、共感を受動的と表現することは私としては若干憚られはしますが、正直これらはパターンに落とし込むことが可能なので私としては受動的と解釈しています。

 

拡張話法では感嘆から称賛のステップを踏んでいく過程で相手のことを理解しようとすることが重要です。

良い話し方とは、こちらが伝えたいことを一方的に伝えるのではなく、相手の大切にしていることを理解して、相手が欲していることを伝えてあげられるようになることなのです。従って、拡張話法で相手のことを理解することが話し方の土台になるのです。

 

ところで話し方という観点で、私は日常的に汚い言葉を結構使ってしまうのですが、本書によると「口の悪い人にいい人はいない」とのことなので、少し・・・いや、だいぶ改めた方がいいなと考えました。

どうしても、気持ちが先走った言葉を使ってしまうのですが、言葉は考えて使っていかねばならないと本書を読んで気持ちを改めました。

とはいえ、まだ改善できてはおりません。

気持ちを伝える時にはお化粧した言葉ではない方が良いだろうと思ってやっているところと性格的なところの両面があるので、折り合いが難しいところです。

 

本書には「意識は言葉を変え、言葉は行動を変えていく。」とも記載されております。

私は、この言葉は事実だと感じています。

怒っている時の言葉を平静な時に使うと気持ちが怒ってくることがありますし、辛い時でも楽しい言葉を使えば楽しい気持ちになってきます。笑顔を作るのも良いでしょう。

 

私は言霊は本当を信じています。

そういう意味で、冷静さを保つには綺麗な言葉が使えた方が何かと得だと考えていますが、性格的なところでなかなか上手くはいきません。

 

また、私は自分で話したいわけではないのですが、結果を早く求めようとするのか、どうしても相手よりも自分の方が先に口を開いてしまいますので、聞く姿勢もできていません。語彙力も低いです。

これらは、意識して勉強を続けることで成長の伸びしろがまだまだあると感じています。

 

これからも「話し方は、すべて心から生み出される」という言葉を大事にして日々の生活を送ろうと思います。

 

にほんブログ村 本ブログ 自己啓発書へ
にほんブログ村

【スポンサーリンク】