書店をのぞいた時に、気になっていた「本当の自由を手に入れるお金の大学」を購入して読みました。
私はお恥ずかしい話40代になった今もまったく貯金がない生活をしています。
しかし、最近ではいくつかの習慣を見直すことにより、本書でいうところの「お金を貯める力」については身についてきていると実感しております。
正直このままの状態で仕事をリタイアしてしまうと将来が真っ暗闇になるので、お金についてはもっと勉強せねばならないと考えていた時に本書に出会いました。
読んでみた感想として、本書はお金についてトータルに勉強するのに最も適した本だと感じました。
小学生には少し早いような気もしますが、中学生であれば読んでも良いといいますか、むしろ中学校の教科書にしても良いと思えます。
生きていくために、お金は絶対必要です。
そのお金について適切な知識を得るために、本書は最適だと思います。
では、本書に関する学びと私の生活を照らし合わせることで本書が如何にオススメかを説明します。
お金にまつわる5つの力
本書ではお金にまつわる力を以下の5つに分けて紹介しています。
- 貯める力
- 稼ぐ力
- 増やす力
- 守る力
- 使う力
本書では貯める力についてをもっとも多く説明し、稼ぐ力、増やす力によって資産形成してくことを説明しています。
守る力、使う力についてはちょっとした例を示しているぐらいになりますが、これらについては必要ない力ということではなく、貯める力、稼ぐ力、増やす力を身に付けていくと自動的に守る力、使う力も身についていくという考えがあるように思えます。
本書を読むとお金がない人というのは、貯める力がまったくないという状態であることがわかります。ちょっと前の私が正にこの状態でした。
悪い意味でのお金を使う力を最大限に発揮していたので、まったくお金が貯まらなかったのです。
ちなみに、お金を使う力は自分のためになるお金を使う力なので、かつての私のほとんどのお金の使い方は単なる浪費でしかなかったため、お金を使う力も全くと言っていいほど持ち合わせていなかったことがわかりました。
お金を貯める力と私
前述したように私がお金を貯められるようになってきたのは、ここ1年ぐらいのことです。
使う目的があるためとはいえ、1年ぐらいで貯金ゼロ(いや、むしろマイナスだったかな・・・)から200万円くらい貯金できるくらいのためる力を現在は手に入れています。
何をしたかというと、主には以下の事項になります。
- 無駄な携帯電話契約を解約(解約金は気にしない)
- 格安SIMに変更
- 動画配信サービスの見直し
- オタク趣味(フィギュア購入・DVD購入)の断絶
- 使わない定額アプリサービスの解約
- 電力会社の見直し
本書では保険についてなどの記載もありますが、私は元々保険には入っていなかったため、保険の見直しはしていません。
本書を読むと本当に必要な保険が何かを改めて考えることができますし、会社員にはほとんどの保険が必要ないことがわかります。
色々と使っていないサービスや物品購入を見直したことにより、生活の質は改善されているにも関わらずお金を貯めることができるようになってきております。
お金を貯める力とは、自分にとって本当に必要なものは何かを見極める力なのだと気づかされました。
とはいえ、まだまだ浪費ぐせは完全に抜け切れていません。
これらは行き過ぎなければ私の生活を豊かにしているとも考えられますので、現状はそこまで切り詰めなくともいいかなと思っています。
なんでも我慢すれば良いということではないのです。
お金を稼ぐ力と私
お金を稼ぐ力については現状ではまだ身についているとは言えません。
やっていることで稼ぎがあるのは、奥さんを通して着ていないサイクルジャージをメルカリで販売したり、手持ち不用品を中古回収業者に買い取ってもらったりということです。
私がやっている物品販売は、仕入値に対して考えればマイナスではありますが、仕入値は既に支払っており、販売する物品を今後私が持ち続けていても何の価値も生み出さないため、売れるうちに販売してしまった方が少しでも現金化できるため有益なのです。
既に支払ったお金を回収しようと思わずにリセールバリューが高いうちに売るという考え方が重要です。
もう一つの稼ぐ力として考えているのは、ブログからの広告収入になりますが、これは正直成果が出るかはまったくわかりません。
本業で残業した方が現時点では時間効率が良いと思えます。
しかし、ブログ記事は積み上げることで効果を出すという考えがあることと、文章力を身につけるという汎用性のあるスキルを身につけるという観点があるため現金化できなくとも取り組みは無駄ではないと考えております。
他にも稼ぐ力として考えているのは、まだスキルが足りておりませんが、Adobeのサブスクリプションは継続しているのでAdobeのソフトウェアを駆使した稼ぐ力を発揮していきたいと考えています。
お金を増やす力と私
銀行にお金を預けていても、超低金利社会ですからまったくお金は増えません。
そこで私が現在行っている増やす力は、積立NISAと確定拠出年金となります。
定期預金もやっていますが、積立NISAと確定拠出年金の投資信託と比べると増やす力と考えるには定期預金はまったく足りません。
定期預金は貯める力を補助する意味で使っているというのが正直なところです。
普通預金にお金を入れていると簡単にお金を使えてしまうので、自己抑制のために定期預金にしているのです。
お金を増やす力は、お金を減らすリスクもはらんでいるのですが、上手く分散投資をすることでリスクは減らすことができます。
ハイリスクハイリターンを狙わなければ、かなり安全にお金に働いてもらうことができるので貯める力と稼ぐ力で生活資金に余裕が出てきたら、増やす力の勉強をして、お金に働いてもらうようにした方が老後にお金を残すことができるでしょう。
何もせずともお金が増えるのを見るのはとても楽しいです。
まぁ、減ることをみるのは逆につらいのでしょうが、上手くリスク分散をすれば高確率で銀行普通預金よりはお金を増やすことができるので、そう考えるとやはり楽しいです。
まとめ
「本当の自由を手に入れるお金の大学」は、生活の自由を得るためのお金を考える上で役に立つことが網羅的に書いてある大変良い本です。
本書をもっと若い時に読んでいれば、今のように貯金のない生活をすることはなくもっと自由な生活ができていたかもしれないと思ってしまいます。
しかし、まだ遅すぎるということはないと確信しています。
生活の中で見直すべきことはまだまだありますし、稼ぐ力についても今後発揮できると信じています。
稼ぐ力については時間単価を考えて難しければ方向性を変える柔軟性も必要だと考えています。
私としては貯める力だけでも、それなりに高まっているのでそこからの余裕資金で増やす力も使うことができます。
お金にまつわる5つの力を上手く使い本当の自由を手に入れたいですね。
「本当の自由を手に入れるお金の大学」お金に不自由していると考えている人はぜひ一度読んでみることをオススメします。そこには多くの光明が書かれています。