仕事をやっているとやらされ仕事になって達成感を感じることができない日々が続くことがあるかと思います。
この状態は、自分で仕事のコントロールができていないため、このような状態が長く続くと仕事がまったく面白くなくなり、仕事の成果もあげづらくなります。
しかし、ある2つのことを心掛けることで、毎日の仕事に達成感を得ることができるようになりますので、その方法をご紹介します。
仕事に達成感を感じられない人はぜひ試してみてください。
一日の仕事で達成感を得るために2つのやるべきこと
仕事で達成感を得るということはそんなに難しいことではありません。
自分なりに仕事の目標を立てて、達成するだけでいいのです。
そのためには、以下の2つのことを実践してください。
- 一日の仕事のはじまりに当日のタスクを明確にする
- 一日の仕事の終わりに当日のタスクの結果を確認する
では、各々の内容について説明します。
一日の仕事のはじまりに当日のタスクを明確にする
まず、当日の仕事にとりかかる前に、今日やる(やりきる)タスクは何かを付箋紙等に書き出します。
書き出すものは何でも構いません。別に紙に書かなくともパソコンのToDoアプリやメモ帳に書き出すのでも構いません。
とにかく一日のはじめに当日中にやるべきことを仕事をやる前に認識することが重要です。
おススメの方法は、付箋紙等の紙に書き出してタスクが終わったら斜線で消すのがタスクをやっつけたという小さな達成感を得らます。
とはいえ、タスクを認識する方法は個人の性格によるところもあるため方法は問いません。
とにかく仕事をやる前に自分の中で当日実施するタスクを宣言することが重要です。
当日中に終わらないタスクに取り掛かる場合には、どこまでやるかの進捗を明確にしておきます。
資料を作成するのであれば、何枚作るとか、終わりのイメージに対してどこまで進めるかを明確にするようにしてください。
とにかく一日の作業時間は限られるため、自分の力量に応じた達成可能なギリギリのレベルのタスクを自分で宣言することが重要です。
一日の仕事の終わりに当日のタスクの結果を確認する
そうして宣言したタスクについて、一日の仕事の終わりに実際どれほどタスクを完了したかを確認するようにしてください。
付箋紙に記載したのであれば、どれだけ書き出したタスクに斜線を引けたのか、ToDoアプリに記載したのであれば、各々の進捗率がどうなったのかを仕事の片づけをする前に、確認するクセをつけてください。
ここで、一日のはじまりに宣言したタスクが終わっていないこともあるかと思います。
この場合には、なぜ終わらなかったのかを考えるようにしてください。
終わらなかった理由は、作業のボリュームを見誤っていたこと、別のタスクを依頼されてしまったこと、集中できなかったこと等々の様々な理由があるでしょう。
この理由を明確にして、次の日には改善できるものなのかを考えるようにしてください。
また、1日では終わらないタスクについては、全体の作業進捗に影響を与えるような遅延がないかを確認するようにしてください。
もし、全体の作業進捗に影響を与えるような事態になっているのであれば、すぐに当該タスクの関係者(リーダー)に状況を報告するようにしてください。
組織で仕事をしている場合には、タスクの遅延を一人で抱え込んではいけません。
チームで状況をシェアして、チームのリーダーの判断を仰ぐようにしてください。
そのためには、進捗に関する正しい認識が必要となりますし、早めに状況をシェアする必要があります。
早めに状況をシェアすることでリーダーが全体の進捗調整にかかる時間も確保されるので、毎日の確認を怠らないようにしてください。
自分のみで完結するタスクも含めて、1日の最後にタスクの完了結果を確認することで、当日の仕事に決着をつけることができるようになります。
1日1日のタスクに気持ち的な決着をつけることが重要なのです。
気持ち的な決着をつけないと家に帰っても今日のタスクについて考えることになってしまい気持ち的に休まることがありません。
しかし、気持ちを休めないとそのままストレスで仕事に対する気持ちが減退していってしまうのです。
タスクが思うように進まなくて気持ちが沈むこともあるかと思いますが、そのような場合でも、何が悪いのかを自分で考えて、自分だけでは考えられない場合には、同僚や上司に相談しても良いのです。
個人で仕事をしている場合には、相談できる人がいない可能性もあります。
このような場合でも、一旦は気持ちの上で折り合いをつけるために、一日のはじめに確認したタスクが一日の終わりにどれだけ完了したのかを確認した方が良いでしょう。
終わらない時には、なにかしらの反省点があるはずです。
その反省点を改善することを次の日に取り入れるということを繰り返すことで業務の効率をあげることができます。
たいがいの上手くいかないことには改善点があります。上手くいかないことに対して改善点が見つからない場合には考える角度を変えてみるか、そもそも自分にはまだ早いタスクだったということで、実力がつくまで一旦やめるというのも選択肢の一つでしょう。
重要なことは毎日の仕事は一日の終わりに決着をつけるプロセスを置いて、一日の最後に少し頭を使い、その後は仕事のことは次の日の仕事の取り掛かりまで考えないということです。
自分の作業レベルを確認していく
実際にタスクをこなしていくと、作業の内容によってどれぐらいで完了できるかがわかるようになってきます。
自分の作業レベルを確認するということが、仕事をする上では非常に重要です。
やったことがないタスクをこなす際には、上手く作業時間の見積もりをすることができません。
様々なタスクをこなしていくことで、当該タスクをどの程度の時間で完了できるかがわかるようになっていきます。
従って、経験が浅いうちはどの程度自分が実施するタスクに時間がかかるかがわからなくても気にしないようにしましょう。
しっかりと毎日タスクについての確認をすることによって自ずと自分の作業レベルを見積もれるようになります。
自分の作業レベルの把握が未熟なうちは、タスクを少しやってみて自分の見積もり通りに進むかどうかをまず確認するようにしましょう。
実際にやってみると当該タスクの自分の作業見積もりが適正かどうかを判断できるようになります。
作業見積もりが甘かった場合には、リーダーに相談してスケジュールの延期が可能かどうか、支援が得られるかどうかを自分の状況も踏まえて早めに相談することを心掛けてください。
正確な作業レベルの把握は、実際にやってみないとわからないということを心にとどめておいてください。
まとめ
タスク管理の方法については、色々な本も出ておりますがシンプルに考えることが重要です。
難しい手法を取るとタスク管理だけに時間を費やすことになってしまいます。
従って、私はシンプルに朝仕事をする前に当日やるべきタスクを確認する。
業務時間が終了するころに、朝確認したタスクをどこまで実施できたかを確認する。
この2つのみを実施しています。
そして、自分の作業レベルについても大体把握しているため、割り込みタスクがなければ、経験のあるタスクの作業時間はだいたい外さなくなってきております。
しかし、大勢の関係者がいるようなプロジェクトのタスクの場合には、関係者の作業レベルまで把握できていないために、進捗が想定通りとならないケースもあります。
このような場合でも、全体の期間に余裕があれば、関係者一人一人が正しく自分の作業レベルを把握できるようになってくれれば、全体の進捗についても正しく把握することができるようになるのです。
重要なことは毎日の仕事に決着をつけて、当日の仕事を気持ち的に完了させること。
このプロセスで自分の作業レベルを適切に把握できるようになることで、仕事をコントロールして毎日の仕事に達成感を得られるようになります。