「あつまれ どうぶつの森」とか「リングフィットアドベンチャー」がリリースされて世間を騒がせていることにより、うちの嫁がNintendo Switchを欲しがっている。
半年くらい前は購入できないという状況ではなかったものの現在は定価ではまったく購入できなくなっている。
ここ最近は、毎週ヨドバシカメラがネットで抽選販売をしているが、100倍以上の倍率になっておりまったく当たる気がしない。
任天堂公式のオンラインショップでも抽選販売をしているので、こちらは当たるかなと思ったがそんなことはない。
一体どれぐらい生産されているのだろうか・・・
という感じで、当たり前と言えば当たり前のことだが、Nintendo Switch本体市場は完全に任天堂にコントロールされている。
この任天堂のコントロール下にある状況について考えてみた。
公式での値上げがないゲーム本体市場は良心的
任天堂Switchには、今回のようにキラーコンテンツがあり、これが発売されるタイミングで本体ニーズが非常に高まるという現象がしばしばみられる。
まぁ、これはSwitchに限った話でもないですね。
通常の市場原理で考えれば、需要が高くなり供給が少なくなれば価格をあげてもよいものだが、ゲーム本体市場ではこの現象は起こらない。
オープンプライスだとこうはならないかもしれないが、定価があるゲーム本体市場は、非常に良心的だと言える。
一方で、転売屋がいるために転売屋が入っているフリーマーケット市場では相応にゲーム本体価格は高騰している。
よほど急いでゲーム本体を購入したいというニーズがなければ任天堂が生産を止めない限りいつかは手に入るはずなので気長に待った方が良いだろう。
なぜなら、単にゲームをやるだけでは金銭的価値は生み出さないから、時間的な優位性を考慮する必要は正直ないと思っているからだ。
なぜ需要に合わせて生産台数を増やさないのか
これだけ市場ではゲーム本体を定価で購入したい需要があるにも関わらず、なぜ任天堂はゲーム本体を受注生産や増産しないのだろうか。
受注生産、増産しない理由は前述したのとは逆のことで、受注生産をすることで需要を満たしてしまうと本体価格を引き下げなければいけなくなるというジレンマを持っているからだ。
任天堂からすれば、需要を高い状態でキープしておくことで生産すれば定価で売れるという状態がつくれる。
この状態は経営サイドからみれば売上予測が非常に立てやすいだろうから、任天堂としては止めるわけがないだろう。
また、売上予測が立てやすいということは、本体部品を生産している会社との取引も安定する。部品提供会社からしても安定した発注が見込めるため、市場の需要を高止まりさせている状態は非常に好ましいのだろう。
この状態が好ましくないのは、実はゲーム本体がほしいユーザーだけで、提供サイドとしては一定数以上のユーザーを確保する出荷台数がある程度出たら、あとは安定供給できるように需要を高止まりさせることが好ましい状態なのだ。
まとめ
過去にNintendo Switchを買おうと思ったタイミングが何度かあったがそのたびに購入してこなかった。ぶっちゃけゲームは持っていてもほとんどやらないからだ。
ただ、オタクなのでゲームがほしいというだけだ。
今の状態はNintendo Switch発売後普通に手に入るようになった以降、一番手に入りづらい状態と感じている。
この状態の気持ちを紛らわせるために、本記事を記載したのだが、改めて考えてみるとしばらく定価で新品のNintendo Switchは購入できそうにないことを再確認することになってしまった。
なぜなら困っているのは一部の消費者(私)であり、大部分のユーザーは既にNintendo Switchを持っているし、提供サイドとしてはむしろ現状の需要高止まり状態をキープしたいはずだから私はしばらく買えないだろうなぁ・・・
さて、購入できる頃には次世代機の話もちらほら出てくるだろうから、7月中に抽選にあたらなければ私はこの抽選レースからは脱落した方が良いのだろうなと考えはじめている。
それにしても、この品薄商法モデルってスゴイな。