Workers Wind

主に私の仕事に関する考え方と自分の知識・スキルを習得するために読んだ本、調べたこと、実施した結果などについて記載しているブログです。

環境をつくるのがマネージャーの仕事

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私は現在某企業の課長職で仕事をしております。課長職の仕事をする上で意識していることは仕事をする上での環境づくりです。

環境づくりは自分の業務だけではなく自分のチームがどのような環境であれば仕事が行い易いかを考えて取り組んでいます。

組織で仕事をしているため、組織のルールにより仕事がしづらいと思うこともありますが、できる限り改善する方法はないかを考えて実行しています。

では、なぜこのような考え方を取るようになったかを紹介した上で、環境を整える上で意識していることを紹介します。

マネージャーが仕事の環境をつくるということ

唐突ですが、私は大学時代をアメリカで約4年間弱過ごしました。 

大学在学時代に野球部に所属していたのですが、その際に日本とアメリカの選手とマネージャーの役割の違いを痛感しました。

それは、アメリカでは選手(部員)は野球をすることに集中して、マネージャーやコーチは野球をする環境を整えてくれるということです。

全てのチームがそうではないのかもしれませんが、日本で経験した部活動では選手が道具の準備もすれば後片付けもするというのが当たり前でした。

一方でアメリカでは練習の準備は選手以外のスタッフがしてくれたのです。

選手の仕事はプレーすること。

マネージャーやスタッフの仕事は環境づくり。

つまり役割が明確に分けられていたのです。

 

日本でもプロフェッショナルスポーツになればアメリカのように選手がグラウンドの整備などは行いませんが、アマチュアスポーツではスタッフの数も限られるでしょうから、選手もスタッフも関係なく動くというのが日本の常識でしょう。

要はできるものがやるみたいなことになっているのです。

 

この役割の曖昧さは会社においても当てはまります。外資系の社員をみていると徹底的に役割以外の仕事はやりません。逆に自分の役割に集中しています。

一方で日本企業の社員はできる社員がなんでもやっています。

私ができるとは言いませんが、私はどちらかと言えば何でもやっている社員になっています。

 

そもそもマネージャーが環境を整えた方が仕事が速い

その上で、私は課長として私も含めて自分の周りの担当者が仕事をしやすいように各種の調整ごとを行うようにしています。

私の所属する会社では、若い社員にスケジュール調整や仕事をする上での環境準備(端末調達、他部署との調整等々)を担当させることが多いのですが、これはハッキリ言って無駄です。

私が入社したときからほとんどこの仕事のやり方は変わっていません。

多くの場合、若い社員が彼らの上司の予定を調整するよりも、上司自らが他部署の上席と調整作業を行った方が話が早く済みます。

しかし、何故かこれも仕事という名目であえて若い社員に各種調整ごとをやらせるのです。彼らは彼らの担当業務をしているにもかかわらず上席の顔色をうかがって調整作業まで担当させるのは無駄以外の何ものでもありません。

また、本来彼らが実施する必要がない業務も昔からの慣習のように残っている業務があって、それも行っているという状況もあります。

そうであるがために、彼らは自分の業務に集中できずに残業をすることになっています。

 

昔からの慣習がなくせないというのは思考停止以外の何物でもありません。

仕事をする上では、そのタスクにどんな意味があるのかを考えて実施する必要があります。

仕事をする上でのルールがある以上、いきなり意味がないから、この業務はやらないというわけにはいきませんが、マネージャーが意味がないのでこの業務は無くしたいと考えて実行に移せば意味のない業務をなくすことはできます。

会社の環境を変えるにはある程度の地位が必要なのです。

にもかかわらず多くのマネージャーは昔からの仕事のやり方に固執して仕事のやり方をかえてこなったのが今の停滞した職場環境を招いているのです。

 

マネージャーの意識がかわれば職場環境は変えられます。

そして、自分(マネージャー)の周りが働きやすくなれば、より高いパフォーマンスで仕事に打ち込むことができます。

環境をつくるのは全ては自分のためであり、ひいては会社のための仕事になるのです。

まとめ

会社は組織というわりには、明確な役割のもと業務ができている日本企業は少ないようにみえます。

まずマネージャーは自分の周りの仕事の環境を整えるように動いた方が良いでしょう。

部下にやらせるよりも良い結果が早くでますし、部下には部下の業務に集中させた方が成長も早いです。

環境づくりは部下には難しいタスクなのです。

そして、環境づくりは広い目線で組織を見渡せるマネージャーだからこそできるタスクなのです。

マネージャーが環境づくりをして、自分と自分の周りを働きやすくすることによって、大きな成果を生むチームをつくることができるでしょう。

 

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