Workers Wind

主に私の仕事に関する考え方と自分の知識・スキルを習得するために読んだ本、調べたこと、実施した結果などについて記載しているブログです。

テレワークか出社勤務かという無駄議論をやめるかなという話

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新型コロナウイルスの影響により、多くの企業でテレワークが普及しました。

しかし、ホワイトカラーの仕事であっても完全にテレワーク化が進んだという状況にはない企業がほとんどでしょう。

テレワークを取り入りていても、週や月に何回かは会社に出社して、仕事をするということがほとんどの企業でみられるでしょう。

週や月に何回か出社するという行為には、どうしてもテレワークでは実現できない壁があると感じている人たちがいて、テレワークに慣れていない状況が、そういった人たちに何某かの壁があると思わせているということなのかもしれません。

 

とはいえ、その目に見えない壁があるために、完全テレワークに業務を切り替えることができずに、週や月に何回か出社して仕事をするということになっているのです。

 

この状況は、効率的に仕事をするという観点から言えば阻害要因でしかありません。

テレワーク勤務に慣れるのであれば、どっぷりテレワークの状況につかった方が習慣形成が早く行われることになります。

しかし、週に何回か出社するという状況はせっかく形成されそうになったテレワークの習慣を壊してしまうことにつながります。

 

テレワークと出社勤務を曜日を決めて実施すれば全体として習慣形成がされるとも思えそうですが、それには相当な期間を必要とします。

月に数回レベルの出社であれば、出張するぐらいの感覚でなれるかもしれませんが、週に何回かの出社レベルでは、テレワークの習慣形成は容易に身につけられないでしょう。

というのも、テレワークに体が慣れてくると、時々出社するというのが非常にストレスになってしまいます。

これは通勤にかかる時間にも関係するとは思いますが、テレワーク慣れしてきたと思ってきたタイミングで出社すると通勤により出社とはストレス要因だったのだということに気づかされます。

逆にテレワークをストレスと感じる人もいるでしょうから、テレワークが良いと感じるか出社勤務が良いと感じるかは性格や環境によって異なるのだとは考えています。

 

さて、このように結局完全に働く環境を切替られないのであれば、従来からやっている出社勤務の方が望ましいと私は考えています。

 

たとえ周りがテレワークをしていたとしても、働く環境が整えられている会社の方が仕事がやりやすいし、集中できるのです。

私にとって自宅は憩いの場にしているため、仕事をするには雑念が入りすぎてしまうのです。

もちろんテレワークをしているときには、雑念を消して仕事に集中しますが、会社であればこのように雑念を消すということをせずとも仕事に集中できるのです。

 

では、家を会社と同じに仕事に集中できるような環境にできるかというと自営業者でもないのに、そんなことはしたくないというのが本音です。

家は憩いの場、会社は仕事をするというイメージのスイッチを持っているのです。

 

家の環境を整えるために、会社が費用を負担するということであれば話は変わるかもしれませんが、自助努力のみで家の環境を仕事がしやすいように整えるということは、家で副業でもやらない限り私はやりませんね。

 

私個人の話をするのであれば、実際には家でも会社でもしっかり集中して仕事ができる性格ではありますが、それでも家より会社の方が集中しやすいと感じているのです。

 

テレワークにおいては通勤しないということが時間的、身体的、精神的なメリットとして大きいです。しかし、現状のテレワーク環境で仕事をするという観点においては、同僚の何名かが出社しているのであれば、出社するメリットの方が仕事を楽しくやるという観点において出社勤務がテレワークに勝ちます。

 

私は今の会社の人間関係がキライではないため、今の会社で働いていると考えています。

なので、人間関係が大きく変わることがあると転職を考えるかもしれません。

それほど私には職場における人間関係の比重が高いのです。

 

そして、この人間関係がテレワーク会議で顔出しもしないような状況下においては十分に形成できているとは感じていません。

Face to Faceのコミュニケーションの重要性を再認識するとともに、声だけのコミュニケーションでは十分な人間関係の形成に支障をきたすと感じています。

実際に、対面する必要性はそこまでないのかもしれませんが、同じ場所や空間を共有するというのは私にとってコミュニケーションをする上で相当に重要な要素なのだということをテレワークで顔を出さないメンバーとのコミュニケーションを通して実感しました。

 

将来的には環境が改善されて、テレワーク環境でも同じ場所や空間にいるような疑似体験ができるようになってくるとテレワークで何も問題ないということになるのだと思いますが、その未来は近いようでまだ遠いと感じています。

 

バーチャル環境がリアル環境に近づいていくのが先か、働く人間がリアル環境よりもバーチャル環境になれて、リアル環境よりも生産性をあげる工夫をつくりあげるのが先か、そんなレースが繰り広げられているのだと思います。

 

ちょっと前からですがテレワークを業務に取り入れるようになって、テキストでのコミュニケーション力をさらに上げねばならないということを実感しております。

テレワークにより、人間の5感のいくつかが奪われたようなもののため、奪われていない感覚を研ぎ澄まして、奪われた部分を補うしかないのです。

 

テレワークで仕事をすることは、リアル環境で仕事をしていたら、自分のスキル不足に気づかなかったことに気づかされるため、ある意味、自分のスキルアップには良い状況なのだとも思います。

 

テレワークと出社勤務のどちらかというよりは、色々な勤務形態にとらわれず業務をする上で本当に必要なことは何か、どうすれば上手くいくかということを思考の最前線に上げて業務にあたらねばならないということなんだなと日々感じています。

 

そして、テレワーク勤務者と出社勤務者で業務報告のやり方を変えている自分の指示は上手くないと感じています。

自分の中ではテレワークで仕事ができるというのは実は理想的で出社勤務している人はある意味テレワークで仕事をしている人よりもツライ立場にあるから、少しは優遇していあげたいという意味のない考えを持っているのだと分析しました。

 

テレワークとか出社勤務とか関係なくどちらの立場でも同じ生産性があげられる仕組みづくりを整えるのがマネジメントの役割だと考えています。

そうできるように、業務の仕組みと考えを変えていかねばなりません。

 

とりあえず来週から、私のラインでは業務報告のやり方をテレワークと出社勤務で区別するのを止めることにしよう。

 

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