MicrosoftがWindows10の機能としてPower Automate Desktop(以下、PAD)を正式にリリースするということで、RPA/RDAの普及が加速していくのではないかという記事を読みました。
OSに標準でついていればコンピューターが好きな人はこれまで以上に容易に自動化プログラムを作るという敷居が下がることになるため、確かに普及は加速しそうです。
一方で、Windows10にPADが追加されたからといってすぐに使う人ってどれだけいるのかなという疑問があります。
この手のソフトをすぐに使う人は、既に自分である程度コンピューターを使える人たちであり、こういう人はPADを利用せずとも自分の業務を効率化しているのだと考えています。
PADについてはがっつりプログラムを組まずに自動化処理を作成することができるため、従来のプログラムを組んで効率化するよりも敷居が下がっていることは間違いないと思いますが、みんな使うのかというのは疑問です。
ただ、使いこなす人は当然出てきて、使いこなす人の業務効率が高くなることは間違いないでしょう。
それで自分の価値が認められて給与があがり、余暇が増えるという好循環がつくれる職場環境が整えられていれば、みんなこぞってこの手の効率化ツールを覚えていくでしょう。
一方で、実際には業務を効率化して業務時間があまると別の業務をこなすことになり、かつ、別の業務をこなしても給与は上がらないという仕事が出来る人ほど損をする構造がまだまだ日本企業にははびこっているとも感じております。
このような環境では、自動化ツールを使って業務効率化する必要性をあまり感じないというのはよくわかることです。
はい、前置きがだいぶ長くなりましたが、以上のことは、私がプログラムを組まないし、PADを使わない単なる言い訳でしかありません。
業務効率化が図れる便利なツールが無償で利用できるのであれば、使わない手はありません。
ただ、私の場合は、実際にはどこにどのように適用すれば良いのかという発想がわいてきません。
既にiPhoneにショートカットアプリという自動化処理アプリが入っていますが、これを使うケースが思い浮かびません。
これはiPhoneのアプリ自体が個別に最適化されているため、そのように感じるのか、私の発想力が貧困なのか、どっちなのかがわかりません。
まぁ、業務においては毎日とはいかないまでも週1くらいで実施する業務はあるため、その業務をPDAでなくとも良いが自動処理できるようにしていくという考えとスキルがそろそろマジメにほしいと感じてきました。
今まで、自分はプログラムスキルはいまさら身につけられないかなとあきらめていましたが、管理業務の効率化の観点で仕組みづくりに自動処理を適用していく必要性を感じてきています。
これができるようになると私の管理職としてのステージを一歩以上進められるイメージがあるため、PADを使うかどうかは別にして業務効率化における自動処理の適用についてちょっとがんばってみる気になってきました。
今回は、Microsoft Power Automate Desktopの正式リリースに伴う私の決意表明のような内容ですが、この自分業務効率化の観点については、今後シリーズ化して具体的な事例を書いていこうと思います。