Workers Wind

主に私の仕事に関する考え方と自分の知識・スキルを習得するために読んだ本、調べたこと、実施した結果などについて記載しているブログです。

適材適所は組織ではなく個人でつかみ取るもの

マネジメントの業務として社員の特性をみて業務を割り振り組織を回すというものがあります。

ただ、組織内のリソースは限られているため、必ずしも適材適所で人的リソースを配置できるというわけではありません。

組織の中には、自分は今の業務に合っていないと思う人は多数いるでしょう。

しかし、そのような状況でも何となく業務がこなせるというのは日本の高等教育の賜物です。

 

一方で、何となく業務がこなせるからといって、個人がそれで満足しているかと言えばそんなわけもなく、自分にあった仕事、自分が成長できる仕事を探そうとするのは最近ではすごく当たり前になってきていると感じます。

 

組織内での自分の業務割り当てが適切でないとなれば、上司にかけあうこともあるでしょう。

しかし、上司からみる自分のスキル・経験が自分が考える自分のスキル・経験と合っているとも言えず、上司に対する自分の申し入れが聞き入れられるということもそんなに多くはないでしょう。

 

組織には、組織が目標を達成する上で適切な人材配置をしなければならないという事情もあるため、希望する業務はいわば椅子取りゲームのようなもので数は限られているのです。

 

希望すれば、その椅子に座れるというぬるいものではありません。

希望しなくても、上司の評価と自分の評価がかみ合うことで希望の椅子に座れることもありますが、それを待っていることに何の意味もありません。

 

希望があるなら、上司に申し入れをすべきですし、その素養があることをアピールするべきです。

 

単純に待っているだけで、希望の椅子に座れるともし考えているのであれば、ずいぶんと考えがあまいとしか言えません。

 

そして、自分の希望する椅子が組織内にないとなれば、転職もしくは独立を視野に入れるべきです。

 

私は今のところ自分に完全に適合しているとは言いませんが、それほど外れていない椅子に座っていると感じております。

 

しかし、組織の環境も社会環境の変化によりいつまでも同じとは言えません。

環境が変わって椅子の座り心地が悪くなれば、新しい椅子を希望するし、自分で探すことも必要だと考えております。

 

そのために、自己研鑽は常に必要です。

 

自分が今座っている椅子に満足していないのであれば、まず自分の周りの人たちがどのように考えて行動しているのかをみつつ、自分は何をしているのかを少し考えてみることをオススメします。

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