Workers Wind

主に私の仕事に関する考え方と自分の知識・スキルを習得するために読んだ本、調べたこと、実施した結果などについて記載しているブログです。

「もっと幸せに働こう 持たざる者に贈る新しい仕事術」を読みました。

以前から気になっていた「もっと幸せに働こう 持たざる者に贈る新しい仕事術」を読みました。

私はメルマガこそ購読しておりませんが、本書の著者であるMBさんのファンであると自覚しております。

MBさんを知ったのは、「服を着るならこんなふうに」というマンガを読んでからになります。

web-ace.jp

以前にブログで「服着る」のマンガを読んだ感想を書いたこともあります。

 

bookreviewwind.hatenablog.com

この時にも記載しましたが、私は正直ファッションセンスがまったくないと自覚しておりました。

ただ、おしゃれになりたいという気持ちは以前からありましたが、どうして良いのかがまったくわからなかったのです。

そんな時に「服着る」を読んでおしゃれにみえる法則をロジカルに説明されて目から鱗が落ちる気持ちでした。

人がおしゃれに感じるバランスがどんなものなのかということを頭で理解できるようになるのはすごく面白かったですし、ためになりました。

最近、「服着る」以外にもMBさんが監修しているマンガがあるというので、「トラとハチドリ」も読みました。

「服着る」が服を着る側の話で1話完結型である一方で、「トラハチ」は洋服屋の店員の話で続きものであります。

どちらも面白いですが、正直「服着る」はある程度やりきってしまった感があるのか最近少しマンネリ化してきたかなとは思っております。「服着る」の女性向けもありましたが、一旦は完結してしまいましたね。

せっかく環が主人公であるのであれば、女性服に対してもMBさんのロジックが通用するのかの実験的な内容にせずに、「トラハチ」のようなストーリー仕立てにして、時々女性服のファッションロジックだったり、コスメとかにまだ話が展開されればよかったかなと思います。

「服着る」は少し人間関係の描写が希薄なのでマンガとしてはそこまで面白いということではなく、ファッションを知りたい人にとっての実用書という位置づけがしっくりきますね。進研ゼミのマンガという比喩は非常にあっていると思います。

私自身はマンガとしても読みやすくて好きなのですが、もう少し展開にストーリー展開とか人物描写を掘り下げても良いかと思っています。

for ladiesの完結が以外に早かったのは、やはり女性は男性よりもファッションに敏感なため、そこまでニーズがなかったのですかね・・・

 

さて、マンガの話が多くなってしまいましたが、「服着る」のマンガは私にとってはファッションを非常にわかりやすく伝えてくれる媒体であったと思います。

 

本書を読むとMBさんの仕事に関する考え方の大意が具体的に説明されておりますので、私のようなマンガばかり読んでいるおしゃれをしたいけど、二の足を踏んでいる潜在顧客にリーチしたかったのだということが垣間見えます。

 

また、ファッションは高いものを身につければ良いということではないという観点で、MBさんはGUやユニクロのような安価なファストファッション(ユニクロはスローファッションですが、便宜上ファストファッションの位置づけ)でおしゃれをする法則を教えてくれたことで、多くのメルマガユーザーや「服着る」の読者の方々がMBさんのロジックでおしゃれになったことでしょう。

 

これってMBさんもよくMBチャンネルで言っておりますが、ユニクロの服の素材がめちゃくちゃ良くて、これらを安価に提供してくれているユニクロがいたからゆえに成り立っているのだろうなぁって思いました。

私は昔から服はユニクロで良いとは思っておりましたが、これをおしゃれに着こなしてはいませんでした。

私以外にもユニクロではおしゃれになれないと思っているのか、おしゃれに着こなせない人が多くてユニクロはダサいというイメージが以前は蔓延していたと思います。

 

そのタイミングで、ユニクロで良いと思っている私のようなMBさんの潜在顧客に対して、ユニクロでおしゃれになれるを売ってでたのが、よく考えられているなと感じました。

完全にブルーオーシャンを責めていたんですよね。

ユニクロがダサいが蔓延したいたところで、ダサいのはユニクロではなくそれを着こなせない人たちに問題があるということを棚に上げておいて、ユニクロは一級の素材で作られた服を安く提供しており、組み合わせ次第でブランドにも負けないおしゃれができると多くの人たちを取り込んだ手腕に頭が下がります。

 

今でもユニクロはダサいと思っている人は一定数いるかと思いますが、ユニクロの上質な素材であの価格から、組み合わせしだいでおしゃれになれるということに気が付いていない人こそダサいと私は思います。

 

なんであれ自分で見て、感じてもいないのに、周りの評価を自分の評価にしてしまうのは非常にもったいないことです。

 

本書は、MBさんのビジネス感ってどんなものなのだろうと思って購入しましたが、思いのほかMBさんのビジネス感が詳細に記述されていたのと、MBさんのビジネスを題材として具体的な記載がされていたので、自分の行動に落とし込む際にも考え方の参考になる部分が多々あると感じました。

 

とはいえ、私はこの年になってもまだ自分が何がやりたいのかを具体的に考えられてはおりませんので現業をやりつつも、本ブログで自分のやりたいことを探していきたいと思います。

 

もっと幸せに働こう 持たざる者に贈る新しい仕事術

もっと幸せに働こう 持たざる者に贈る新しい仕事術

  • 作者:MB
  • 発売日: 2019/09/26
  • メディア: 単行本
 

 

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