まだ自分ではまったく使いこなしていないのですが、Microsoft Power Platformは相当に強力なビジネスソリューションになり得るという感覚が強い。
一般ユーザの視点からすると、Microsoft Office365の延長線上にPower Platformがあって、Office365を使いこなしていくとPower Platformに行き着く感じがする。
実際には、ITリテラシーが高くないとPower Platformに行き着くということはないだろうけど、Power Platform上のPower Appsを利用して、ちょっとした機能を作るということが少し勉強すると簡単にできてしまう。
この感覚を拡張していくと、これまでOfficeソフトをただ使っていただけのユーザが定型業務の効率化機能を作りはじめるのではないかと思えるのだ。
そう思うのは、私が情報処理サービス産業に従事しているからかもしれない。
そのためシステム開発について全然知らない人からしたら、実際にはMicrosoft Power Platformって何?って感じだとは思う。
ただ、たぶんPower Platformは色々な規模の会社の中で気づくと使える環境が整っているという状況が近い将来にやってくるのだと思う。
その時に、Power Platformでアプリケーション機能を作ることやデータ分析をするといったことが当たり前のようにできる人とできない人でホワイトカラーの仕事における生産性に大きな差ができるだろう。
当然Power Platform上で仕事ができない人は会社にとっては生産性が低い人になる可能性がある。現状はOfficeでVBAで業務効率化機能が作れなくても、そこまで困らない。
できる人がやれば良いという感覚。
ただ、多くの人が簡単にアプリケーションが作れる環境が整ってしまうとそうは言っていられなくなるのではないか。
自分でアプリケーションが作れなくても、アイデアがあれば何とかなるという意見もあるかもしれないが、アイデアを自分で具現化できる人とアイデアを言うだけで具現化できない人ではコミュニケーション伝達能力にも差が生まれる。当然自分でアイデアを具現化できる方がコミュニケーションロスが少ない。
完全なアプリケーションを作る必要はなくて、アイデアのプロトタイプをPower Appsで作って、実用に耐えるアプリケーションは専門家に任せるのも良いだろう。
その方が、良いアプリケーションができるし、コミュニケーションロスが少ない。
そういった状況になってはじめてアジャイル開発の実現に近づくのではないだろうか。
今はまだユーザと開発者の間のコミュニケーションロスが大きい。
簡単にアプリケーションの大枠を共有できるプラットフォーム。
それが、Microsoft Power Platformだと捉えている。
ローコード、ノーコードのアプリケーション開発プラットフォームは数多くあるが、多くのユーザのすぐ手の届くところにあるものはMicrosoftの製品・サービスであることは間違いないだろう。
自分の仕事では、Microsoft Power Platformを本格的に採用していないが、個人的にはこの感覚を大事にして、もっとPower Platformの可能性を実感した方が良いのかもしれないと考えた。
かなりまとまりのない文章を書いてしまったが、今のところ直感的にPower Platformが(良い意味で)ヤバイと感じているのみだ。今後この感覚を実例を交えて深掘りしていきたい。
というか、Power Platformを本格的に使っている人たちは既にいるわけで、何を今更という感覚もあるが、まだ遅くはないと思っている。