先日私はGoogle Mapsのタイムライン機能を活用しているという話を記載しました。
位置情報履歴を残しておくことは非常に便利なことです。
他にもSTRAVAというアプリを利用して、自転車で走ったルートをフォロワーに共有するということもしています。
ただ、この際に自宅やよく立ち寄る場所の半径10kmぐらいは非公開にしています。
私個人では、位置情報を他人と共有することにそれほどの脅威を感じることはないのですが、私のような考えを持つ人の方が少数でしょうから、どこまでの範囲の情報を他人と共有するかはよく考えるべきです。
考えた結果、前述したとおりSTRAVAのセキュリティ設定でプライベートエリアを非公開としました。
さて、なぜこのような話から入ったかというと、今朝、位置情報共有アプリを使って目当ての相手の自宅を特定し、犯罪行為をしたというニュースをみたからです。
位置情報共有機能を本来の目的とは違う使い方をされるのは悲しいことですね。
しかし、便利な機能も結局は使い方が悪いとその機能自体が問題視されてしまいます。
私としては、便利な機能を犯罪に使う人に問題があるのであり、機能自体に問題はないと考えております。
ただ、こういった事件が起きると機能側にもとばっちりがあるので、人の精神はまだまだ成熟していないなと思うのです。
さて、位置情報共有アプリについてですが、どう考えても知り合って間もない赤の他人と共有すべき情報ではないというのが私の意見です。
しかし、今朝のニュースではわりと手軽に友人・知人どうしで位置情報共有をしているような報道になっていたので、正直驚きました。
ある程度信頼関係を気づいているといっても、自分で身を守れるスキル・体力がないのであればその信頼関係が永続するわけではないため、めったやたらに位置情報を共有すべきではありません。
最近は写真ファイルにも位置情報を記録することができるため、無防備に位置情報付きの写真ファイルをネットにアップロードしたら、そこから自身の行動範囲を特定される可能性があります。
また、写真ファイルではなくTwitterでのつぶやきにもつぶやいた場所の位置情報を登録することができます。
あえて、位置情報を残すという意識をしていれば良いですが、設定内容を理解せずに位置情報をネットに上げてしまうのは危険です。
自分が知らない機能を使う時には、使った時の影響をよく考えた方が良いというのはいわずもがなです。
しかし、実態面としてそんなことを考えるユーザはほぼいないでしょうから、提供者側にて位置情報共有のような機能はデフォルトでは利用できないようにしておいてくれた方が親切だとは思います。
そして、位置情報共有をしようとした際の考えられるデメリットを表示してくれるようになると後は本当の自己責任となるでしょう。
位置情報共有は知らなかったでは済まない事態を招く可能性があるということを利用者は認識しておくべきですね。
起こってからでは手遅れという事件が増えているように感じますので、自己防衛のために、自分の行動の影響範囲はよくよく考えてから行動したいですね。