鬼滅の刃 めちゃくちゃヒットしていますね。
アニメを観てTVシリーズの続きが気になり、漫画でアニメの続きを楽しみ、劇場版も観に行きました。
アニメが良い意味で漫画を補完してくれている良作と言えますね。
ここまでヒットしている理由はよくわかりませんが、とりあえず「全集中常駐」の極意を得られれば、何事も上手くいくような気がしますね。
そもそも私は意識が非常に分散しやすいのです。
あっちが気になったり、こっちが気になったりすると仕事も思うように進みません。
そんな悩みを持っている人はぜひ「エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする」を読んでみると良いかと思います。
本書を読んで、エッセンシャル思考ができるようになれば、色々な悩みも解決するかと思います。
以下に、私が参考にしたいと思ったエッセンシャル思考の考え方を記載しておきます。
何もかもやらなくてはという考え方を捨てる
まずエッセンシャル思考で重要なことは、全てのことをやろうとしないということです。時間は、誰にとっても等しく一日は24時間しかありません。
その限られた時間というリソースに対して、全てのことをやることは到底無理な話なのです。
従って、エッセンシャル思考では「何もかもやらなくてはいけない」という考え方を否定するところからはじまります。
何もかもやる場合と一つのことに集中する場合では、行動の仕方が変わります。
何もかもやる場合は、全ての事に体力を分散してかけなければなりませんので、結果としてどれも進捗が遅々としたものになってしまいます。
一方で、一つの事に体力を集中すれば、その一つの事は何もかもやる場合と比較して必ず早く完了させることができます。
当たり前のことですが、あれもこれもやろうとしている人、やらされている人は結果として、どれも中途半端になってしまうのです。
まずは、一つの事に集中するということは非常に大事な考え方だと実感しました。
優先度は自分で決める
では、どのようにやることを絞り込むのか。
物事の優先度は自分で決めることが重要です。
他人にゆだねてしまうと結果として、やらされ感ができてしまいますし、他人に自分の人生をゆだねることになってしまいます。
自分の中の優先度で物事を判断する(決める)ことで、自分と向き合うことができるため、たとえ失敗してもそこから得られるものが多くあります。
優先度は、素直な気持ちで判断するのが良いです。
自分は何が好きか?自分は何が得意か?それをやったときの貢献度はどうかなど、自問自答することで、エッセンシャル思考の訓練を積むことができます。
自分の気持ちを偽り続けると心の病に陥りますので、自分に素直になることを強くオススメします。
そうすることで、気持ちが軽くなっていきます。
できる人は「ノー」と言う
そして、優先度を決めることができたら、断るものについて必ず「ノー」と言うのです。
「ノー」という際に、何故「ノー」なのかを自分に向き合うことで説明することができるようになります。
そもそも有限の時間を使って優先度を決めて、決められた時間内でやることができることは限られていることを自分も理解し、相手にも理解してもらい、自分が最も貢献できることをやるのです。こうすることで、文句を言われることは、はじめはあるかもしれませんが、徐々にそのようなことはなくなっていくでしょう。
文句を言われたとしても、選択しなかった「ノー」を「イエス」にしてはいけません。
「ノー」ということは、そんなに簡単な判断ではなかったはずです。
自分の優先度で判断し、「ノー」ということで自分の中に軸ができていきます。
この軸を大事に育み、成果をみて見直していくことでエッセンシャル思考ができるようになると確信しています。
まとめ
エッセンシャル思考を読んで、私はどちらかと言えば何でもやる思考に陥っていたことに改めて気づきました。
しかし、それでは何も進まないことを知りました。
確かに、多くの事柄が積み上げられていると、そもそもの作業着手に尻込みしてしまいます。
やることを明確にすることで、物事に集中して取り組むことができます。
だから、できないことには「ノー」ということもできます。
相手をみて「ノー」の言い方は考えますが、結果として、「やりたくないことはしない」ことが重要です。イヤイヤやることに良い結果はついてきません。
そして、エッセンシャル思考を習得することで、一つの事に対して「全集中常駐」させることができるようになります。
本書は、もっと早く読んでいたかった本だと感じました。
折りをみて読み返したいと思える良書です。
色々やらなくてはいけないことがあると考えている人は、心が重たいはずです。
ぜひ本書を読んで、心を軽くしてください。