先日、Youtubeのリベラルアーツ大学チャンネルを観ていた際に紹介されていた「サバンナ思考」について記載されている「なぜ星付きシェフの僕がサイゼリアでバイトするのか」を読みました。
第113回 【お金に縁がない人必見】お金を呼ぶ「サバンナ思考」について解説【人生論】
結論から言って、最近読んだ本の中で一番面白かったし、自分もすぐに行動しなければならないと思い、本を買って読んだり、久しぶりにブログ記事を書こうと思い、今書いております。
新型コロナの影響で、社会も自分も停滞しているなと思っている人にはぜひ読んでほしい内容ですので、私が興味をもったことを少し紹介します。
サバンナ思考とマヨネーズ理論
本書で紹介されているサバンナ思考とマヨネーズ理論は、自分を成長させるのに最適な思考です。
まず、サバンナ思考は、サバンナ(現代社会)で生き抜くための思考法です。
サバンナでは一瞬の判断の迷いが死に直結します。
サバンナで生き抜くためには、常に最悪の状況を想定するネガティブ思考がまず必要です。
次に、そのネガティブ思考を回避する気づきを得る必要があります。
そして、実際に気づいたことを行動に移す行動力が必要ということです。
つまり、ネガティブ思考 × 気づき × 行動 = サバンナ思考
ということです。
これらの3点はかけ算になっていて、ネガティブ思考と気づきがある人はそれなりにいると思うのですが、3つ目の行動にまで移れている人は少ないと思います。
考えすぎて動けないということもあるかもしれませんが、動かなければそこには死が待っていると思えば行動するしかないのです。
頭のいい人ほど考えすぎて、行動に移せないと著者は言っており、著者はバカだから行動できたと言っています。
そして、新型コロナ禍で多くの飲食店の営業成績が落ち込んでいるときに、最高の営業成績をたたき出し、飲食業界の奇跡と言われているそうです。
そんなお店非常に気になります。
次に、マヨネーズ理論です。
これは何かを習得するためには、プロに学ぶことが最短距離だということです。
実際に著者は有名な料理店で修行して、料理の腕を磨いておりますし、店舗運営を効率化するためにサイゼリアにバイトに行って成果を上げております。
著者には余計なプライドがないのです。
既にある程度のレベルにある人から教えを請うことで最短で自分のレベルを引き上げることができるのです。
このようなことができるのもサバンナ思考のなせる技というわけです。
実際に、誰でもプロの教えを受けられるということはないかもしれませんが、教えを受けるための方法や教えを受けられない場合の方法が本書には記載されております。
自分が極めたい道があるのであれば、先駆者に学べというのは、昔からよく言われていることですが、誰もが実践できていることではないです。
本書を読んで改めて先駆者に学ぶことの重要性を再確認できました。
チーム運営方法
私は、会社では営業職をやっており、1つのグループの課長の立場でもあります。
常々、自分のグループの運営をどうすべきか考えておりますが、良い方向に向かっているとは思えておりません。
それが本書を読んで、理想のチームが書かれていると思いました。
それは完全にフラットなチームです。
私も常々、私の課長というポジションはあまり意味がないと考えております。
組織上、必要なポジションではありますが、課長だから偉いとかということではないのです。
課長というポジションだからできることはありますが、それが偉いかというと違うのです。
しかし、そういったポジションがあると周りが、勝手に忖度したりするため、私はこれを取っ払いたいと思っております。
実際に著者はこれに成功して、最良の生産性を手に入れたということです。
チーム運営に関する章は、何度も読み返して自分の組織にも適用したいと思っています。
これについて、どうすれば同じようなことができるかはまだわかりませんが、とりあえずチームメンバーに本書を薦めてみようと思います。
私の目指すチームが本書には書いてあります。
参考文献
最後に、本書の巻末付録的な位置づけで、著者が愛読している書籍の紹介があります。
著者は自分のことをバカだと説明されておりますが、これだけ人の心を動かせる人がバカなわけがありません。
巻末には著者が紹介している書籍から何を学んだのかが説明されており、非常に興味深いです。
紹介されている本でいくつか読んでみたいと思える本もあったため、今後の読書リストに追加しています。
一流の経営者から学ぶというのもマヨネーズ理論の考え方です。
実際に、プロから直接学べなくとも書籍から学ぶというのは、正にそのとおりだと思います。
読書は自分への最高の投資だと思っています。
学生時代に私はほとんど本を読んでいなかったで、その点については少し後悔していますが、その分、今、本を読むのがすごく楽しいです。
楽しんでいるときは成長している時だと思っています。
本書を読んでいて、著者がどのような本を読んできたのかがすごく気になったのですが、巻末にそのリストと感想が掲載されており、すごくうれしい気持ちになりました。
おわりに
新型コロナで何かとネガティブな気持ちになることもあるかと思いますが、本書を読むとこんな状況だからこそやれることがあるという気持ちになります。
本書は、著者がどのように考えて行動しているのかが良く伝わってくるので、著者が経営するイタリアンレストランのラッセにもすごく興味がわきました。
まだ予約はしていないのですが(即行動できていませんが・・・)、近日中に予約してぜひ著者のすばらしいレストランを体験しにいきます。