Workers Wind

主に私の仕事に関する考え方と自分の知識・スキルを習得するために読んだ本、調べたこと、実施した結果などについて記載しているブログです。

「おおきく振りかぶって」28巻で学ぶ「メントレ」の重要性

f:id:nob0018:20200614201240p:plain

人生に大事なことはほぼマンガかアニメで学んでいる私ですが、最近「おおきく振りかぶって」のアニメを見返したのをきっかけにマンガも再読しています。
そして、マンガ「おおきく振りかぶって」の28巻に掲載されている第51回「メントレ」の話は、現代の管理職にもしっかり身につけておいてほしい理論だと思ったので紹介します。

試合に勝つのに大事なことは心

まずこの話のポイントとして、メンタルトレーナーから選手たちへ試合に勝つために一番重要だと思う要素は「心・技・体」のどれだと思うという問いかけがあります。
この問いに対して、選手たちは全員一致で「心」と回答します。
その後に、「体」のトレーニングはしている「技」のトレーニングもしている。しかし、「心」のトレーニングはしていないということに選手たちは気づきます。


さらに、試合に負けると指導者は「心」を鍛えていないのに、「プレッシャーに弱い」「なぜ実力を発揮できないんだ」のような精神力に由来するような怒声を放つこともあります。


試合に勝つのに最も重要なことは「心」なのに、その大事な「心」のトレーニングをしていないのであれば、大事なところで勝つことはできないと選手たちは気づきます。


では、「心」を鍛えることはできるのか。
結論から言えば「心」は鍛えることができるのです。
ただ、正しい方法を知っている指導者も少ないため、適切な指導ができていないのです。
もちろん「心」が一番重要とはいえ、それを支える「体」と「技」のトレーニングを疎かにして試合に勝てるわけではありません。
しかし、一番大事な「心」をないがしろにしていたのではやはり大事な場面で勝つことはできないのです。

おおきく振りかぶって」は野球マンガではありますが、メンタルトレーニング事態は野球に限った話ではありませんし、スポーツにのみ適用するものでもありません。
仕事においてもメンタルトレーニングは重要です。
メンタルトレーニングは大事なプレゼンや面接で上がらないようにするとかにも効果を発揮します。

心を鍛える方法

この話ではいくつかの心を鍛える方法が紹介されています。
例えば、音楽により気持ちを切り替える方法。

ボディーランゲージで前向きになる方法。逆にネガティブなボディーランゲージをするとネガティブにもなってしまいます。

そして、私が最も重要だと思った方法は指導者が失敗を咎めないということです。


失敗をしたくてする人はいません。

失敗をしたと気づいている人に対して、その失敗について恫喝すると次に同じようなケースにあった場合に萎縮してしまいます。
失敗したことについて、マイナスなイメージを周囲から与えるとそのことに対して苦手意識を持ってしまうのです。
このマイナスイメージの積み重ねにより、普通の状態であればできることができなくなります。
指導者は、自ら選手の可能性を狭めてしまっていることに気づくべきでしょう。

失敗した時のケア

では、失敗をしたときにはどうするべきなのか。

まずはその事象(行動)が失敗である事実に当人が気づいているかを確認しましょう。
気づいていなければ、失敗であることを当人に伝える。もしくは、当人に気づかせてあげるのが良いでしょう。
そして、失敗に気づいていれば、次に同じ失敗をしないようにするためにどうすれば良いのかを当人に考えさせます。
これらを怒った調子で伝えるのではなく、失敗は成長するためのチャンスであると平常心で伝えることで失敗のマイナスイメージを取り除いてあげることが重要です。

まとめ

おおきく振りかぶって」では、早くから練習にメントレを取り入れており、選手たちは普段の生活から気持ちを前向きにもっていく取り組みをしています。
ネガティブ思考の人ほどメンタルトレーニングには懐疑的なところがあるでしょうが、気持ちが沈みやすい人は騙されたと思って一度メンタルトレーニングの勉強をして、普段の生活に取り入れてみると良いでしょう。


私も以前はかなり考え込んで自分を追い込んでしまうこともありました。

しかし、考えても答えが出ないこともあるということに気づいて、そういったことは深く考えないようにすることにしました。
「スルー力」を身につけたのです。これは少しメンタルトレーニングとは違うかもしれませんが、気持ちを軽くする方法を自分なりに色々考えるのが良い流れを呼び込ます。
良い流れを自分で作れるようになることで、気持ちが軽くなり仕事にも集中して取り組むことができます。


また、管理職はチームを前向きに持っていくことも仕事です。

自分のチームが後ろ向きだと思っているのであれば、メンタルトレーニングを勉強して、その要素を仕事に取り入れるといいでしょう。
まず挨拶ができていないチームであれば、気持ちの良い挨拶を自分から率先してすることを心掛けると良いでしょう。
メンタルトレーニングは決して難しいことではないことがわかるでしょう。

そして、さらにその行動をチーム内に広げるとともに、周囲を巻き込んでいけばみんな良い仕事ができる組織がつくれます。

メンタルトレーニングについては、もっと知識を深めていきたい分野です。

 

おおきく振りかぶって(28) (アフタヌーンKC)

おおきく振りかぶって(28) (アフタヌーンKC)

 

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

【スポンサーリンク】