Workers Wind

主に私の仕事に関する考え方と自分の知識・スキルを習得するために読んだ本、調べたこと、実施した結果などについて記載しているブログです。

母が退院しました。

兄から母の退院に付き添ってほしいという連絡があったので有給休暇を取得して、母の退院に立ち会いました。

新型コロナウイルス対策として母が入院している病院では面会ができなかったため、母の容態がどのようなものか全くわかりませんでした。

ただただ電話で母の妄言を聞くしかない日々がここ1週間続いておりました。

 

退院に際して、先生から母の病状と今後の治療方針の説明があり理解はできるものの母も心配ですが、躁状態の母と同居することになる兄や弟のことも心配になりました。

 

先生の話では母は、多発性筋炎という病気で膠原病の一種にかかっているとのことでした。

病気による筋肉が減衰している状態を止めるためにステロイドを処方しており、母の躁病は投与しているステロイドに由来するステロイド精神病という診断でした。

今後多発性筋炎の治療を進めながら、ステロイドの投与量を減らしていくことで、ステロイド精神病の症状は緩和される可能性があるとのことです。

ただ、一般的には今投与されているステロイドの量ではステロイド精神病を発症する可能性は低いとも先生はおっしゃっておりました。100人中3人ぐらいの確率だそうで、母の場合は、過去に鬱病を患っているため、ステロイドの副作用が精神に出てしまった可能性があるとのことです。

 

母の状態をみていると躁状態だけではなく、突然泣き始めて鬱状態に入りそうになるのですが、またすぐに躁状態に戻るため、ステロイドの影響ということに妙に納得する自分がいました。

 

私としては躁状態から鬱状態に陥った時の落差により自傷行為に発展するのではないと心配していたのですが、ステロイドを今の容量で投与している状態では鬱状態には入らないのではないかと安易に考えてしまっております。

 

今日の先生の説明から今のところ薬物治療にしか頼れないため、急激な回復には期待が持てないことがわかりました。

というのも、次回の診察は2週間後、薬の量が減ることはその時までありません。

そして、ステロイドの量が少し減ったところで母の精神病の状態が回復するとも言い切れないのです。精神安定剤の量を調整することも考えられるともおっしゃっておりましたが、それは明日通院する心療内科の先生に相談してみてほしいとのことです。

 

また兄から、多発性筋炎と躁病の両方の治療ができる病院を紹介してもらえないかと先生に訊ねてみたのですがそのような病院はほとんどない言われました。

 

明日は兄が以前に母が入院していた心療内科に母を連れていき精神科の先生に話を伺うことになっております。

できれば心療内科に入院させることができないかというのが家族の本音です。

ただ、これについては現在の症状から母は自傷他害がみられないため、即入院ということにはならないのではないかというのが本日の先生の説明でした。

ステロイド精神病により母はかなり攻撃的になっていますが、精神安定剤も投与されているため、以前よりは言動の攻撃性が多少収まっています。

この精神安定剤による攻撃性の低下により、精神病の病状が軽いと判断されてしまうのは本意ではありません。しかし、薬で抑えられる症状であれば、様子をみるしかないのかとも思います。先生曰く、今の状態は軽い方ですと言われてしまいました・・・

 

とりあえず本日の先生との会話時に電話はしばらくお預けと言って、母に電話をしないように先生と約束するという話を兄がして、母から携帯電話を取り上げました。

これで母の携帯電話のアドレス帳に入っている方々への電話攻撃はなくなります。これが吉と出るか凶と出るかも心配です。

 

兄と弟が明日の心療内科への通院には付き添う予定です。その際に躁病状態の母とどのように会話したら良いかの助言を先生からもらうように依頼しました。

話すのが好きな母から話をすることを奪うことは病状の悪化につながるのではないかと思っている一方で、今の状態では誰とも会話が成り立たない。

この状態を母は認識できなくなっている。そして、そう説明する兄や私に攻撃的になるという状態です。

病気のせいとわかっていても、すぐにはどうすることもできない。何ともやるせ無い状態です。

母が少しでも穏やかに暮らせるために、どうすべきか心療内科の先生の助言に期待するしかありません。

 

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