長く使っていたPCを廃棄しようとした際には、ハードディスクの中身についてどうするかを考えるものです。
当然必要なデータは新環境に移行しますよね。
ただ、PCが起動しなくなってしまった場合には、ハードディスクのデータを移行することが困難になります。
使っていたPCでハードディスクのデータを操作できなくなりますからね。
そんなときは、PCを分解してハードディスクを取り出して、外部記憶ディスクとしてハードディスクを動作しているPCと接続することで故障したPCのハードディスクを操作することが可能になります。
どうやってPCに内蔵しているハードディスクを外部記憶ディスクにするかと言えば、以下のような製品を使うことでハードディスクを外部記憶ディスクとして使用することができるようになります。
ロジテック HDDスタンド 2ベイ デュプリケーター HDD SSD対応 USB3.0 データバックアップ/消去ソフト無償ダウンロード可能 LGB-2BDPU3ES
- 発売日: 2018/05/18
- メディア: Personal Computers
こういった製品を購入する際には、故障したハードディスクの接続形式は必ず確認しておく必要があります。
Serial ATAとか、IDEとかそういったハードディスクの接続端子規格の話です。
読み込みをするPCとは大体USBで接続することになりますが、ここもよく確認しておくと良いでしょう。
PC故障の原因がハードディスクでない場合は、こういった製品を利用することでデータの移行をすることができます。
そして、外部記憶ディスクとして読み込ませようとした際に、特にハードディスクが故障していないのに読み込ませようとしていたPCで当該ハードディスクのデータにアクセスできない場合があります。
それはハードディスクのディスクタイプがダイナミックディスク(ボリューム)の場合に起こります。
最近のPCであれば、OSはWindows10となりますが、Windows10ではダイナミックディスクを読むことができないのです。
そこで、読み込ませようとしたハードディスクは故障していないと思うのであれば、ハードディスクを接続した状態で「ディスクの管理」を開いてみてください。
Windows10ではダイナミックディスクの内容を読み込むことはできないのですが、「ディスクの管理」でディスクのタイプは確認することができるのです。
ここで、タイプがダイナミックとなっていた場合にはベーシックに変更することで当該ハードディスクをWindows10でも利用できるようになります。
しかし、このWindows10の「ディスクの管理」ではダイナミックディスクをベーシックディスクに変更することはできないのです。
そんな時には専用のソフトウェアを利用することで、データの削除をせずにディスクタイプの変更ができるようになります。
ちなみに、このようにディスクタイプを変更できるソフトウェアは、ネットで探すと色々あります。
私は、AOMEI Partition Assistant Professionalを利用して過去に取りためた音楽CDの情報を失わずに済みました。
この方法に行きつくのに、大変時間がかかったので本記事を書きました。
ちなみに、古いPCが手元にあるとかLinuxを使ってダイナミックディスクを読み込ませるという方法もあるかと思いますので、自分にできる方法を取るのが良いかと思います。
以前にもGroovy UD-500SAを使って古いPCのハードディスクを移行したことがあったので、PCが壊れてもハードディスクが壊れていなければ移行はできると思っていたのですが、その際はOSが変更していなかったので問題にならなかっただけで、今回のことでディスクタイプというものがあるということを知りました。
OSが変わるタイミングとかはこういったことも意識しておく必要がありますね。
重要なデータを安全に管理するためにどうすべきかはしっかり考えておかなければなりません。