NTTドコモの携帯電話利用プランとして発表されたahamo(アハモ)について、現状のドコモユーザの状況を私なりに勝手に推測して気をつけた方が良いと思える点があるので、記載しておきます。
前提としてahamoは楽天モバイルと月額費用としては同価格となりますが、天下のドコモのプランということで、通信品質が楽天モバイルよりも高いであろうという憶測(ahamo用の通信設備が使われるという話もあり、本当に通信品質が良いかは不明)がある一方で、決まっていることとして、申し込みや問い合わせに実店舗のドコモショップは対応しないということです。
かつてはドコモユーザであった私の所見では、ドコモユーザはそれなりにドコモショップの恩恵を受けている人が多いため、ドコモショップを利用できなくなる影響はかなり大きいのではないかということです。
端末の調子が悪くなってもドコモショップに駆け込んで代替機を得るなんてことはできなくなりますし、携帯の使い方を教えてとか、プランを変更するなんてこともahamoを利用開始するときも、利用を終了するときもドコモショップは利用できなくなるということです。
楽天モバイルのUN-LIMIT Vのサポートについての記事を記載しましたが、楽天モバイルだからかもしれませんが、オンラインのみのチャットサポートについてのレスポンスの悪さは相当にストレスが高いものです。
サポート電話がつながらない方がまだマシです。
つながった後は、私がかつて利用したことがあるサポート電話は、つながるまではまたされるもののつながった後は、そのコールで問題が解決することがほとんどでした。
解決しないケースは、そもそもその窓口では対応できないというケースのみです。
楽天モバイルのサポートの例を取りますが、文章のみのやりとりはしっかりと要件を伝えたつもりでも、完全にこちらの意図をくんでもらうのは難しいということです。
ドコモ側がしっかりとしたサポート体制を取ってくれれば楽天モバイルよりもサポートの品質がよくなる可能性もあるかと思いますが、その品質は当然未知数ですし、ドコモショップの対面サポートと比較すれば品質が落ちることはあきらかです。
そのため、ドコモショップのサポートを受けられるプランはPremiumなのです。
冒頭の話に戻しますが、ahamoを若者向けプランとしているのも情報リテラシーが高いと思われる若者であれば、ドコモショップのサポートがなくともドコモとしては問題にはならないと思っているのかもしれません。
一方で、これまでドコモショップのぬるま湯につかっていたユーザがahamoに切り替えて、そのサポート品質が悪いということになった際にはSNSで相当の罵詈雑言が飛び交う可能性があります。
楽天モバイルの場合は、安かろう悪かろうがまかり通っているのか、何故かそういった情報があまり聞かれません。
楽天モバイルは国分寺駅ではつながらない(2020年12月11日現在)とかありますが・・・
しかし、天下のドコモのサービスが安いからといって、楽天モバイルと同程度のサービス品質であるわけがないとユーザは思っていることでしょう。
そのユーザの思いが裏切られないことを祈っております。
こういった新しいサービスについての情報をキャッチしているユーザは情報リテラシーが一定以上高いと判断できるため、ahamoにすぐに乗り換えるユーザは純粋にahamoのサービスに惹かれて切り替える情報リテラシーの高いユーザとahamoのサービス品質を確認して、ネットに燃料を投下しようとするユーザにわかれると思います。
どちらのユーザが多いかでドコモの評判が良い方にも悪い方にもふれると思いますが、多くのメディアがahamoのサポートには気をつけた方が良いと発信しているため、実際にサポート品質が悪くとも前情報で公開しているとドコモ側としては説明することは可能です。
そして、ユーザはahamoのサポート品質が悪い場合に、それがPremiumとの価格差であると認識するのも良いと思います。