特にYoutube配信に興味があったわけではないのですが、知り合いがスマートフォンアプリのRealityでYoutube配信はできないのか聞いてきたので、少し調べてみました。
自宅にはMacとWindowsの両方の端末があるのですが、スマートフォンがiPhoneであるため、アプリのRealityの画面をすぐにキャプチャするには、Macの方が簡単だというので、Macでやってみました。
今回Youtube配信まではやっていないのですが、Realityのアバターでバ美肉(バーチャル美少女受肉)して声をGachikoe!Coreで女性の声に変換して動画ファイルを作る手順を調べました。
一番苦労したのは、マイク(Sony ECM-PCV80U) で喋っている声を女の子の声に変声したところで、その変声した声を動画ファイルに取り込むところ。
色々なサイトをみましたが、そこがなかなか解決しなかったので、本記事を書くことにしました。
必要なソフトとハード
今回の方法で使ったハードウェアとソフトウェアは以下になります。
ハードウェア
- 端末:MacBook Pro (Retina, 13-inch, Early 2013) (macOS Catalina バージョン10.15.611)
- スマートフォン:iPhoneX(システムバージョン13.6.1)
- マイク:Sony ECM-PCV80U
ソフトウェア
- 配信ソフト:OBS Studio
- バ美肉ソフト:Gachikoe! Core v0.0.3
- オーディオインターフェースソフト:Soundflower
今回動画ファイルを作成する上で一番苦労したのは、Soundflowerを利用する点。
マイクから入力した音声をGachikoe!で女性の声に変換するだけでは、OBSの音声入力をマイクにしていても、変換した音声を動画ファイルの声として保存することはできませんでした。
そこで必要になるのがオーディオインターフェースソフトのSoundflowerなのです。
これらのソフトウェアはインストールも少しコツがいるので、そこから説明します。
各種ソフトウェアのインストール
今回利用するソフトウェアはいずれもApp Storeにあるソフトウェアではないため、これらのソフトウェアをインストールするにはmacOSのセキュリティを解除してインストールする必要があります。
各ソフトウェアはインストールするタイミングで一旦インストールが止まるので、その際にシステム環境設定のセキュリティとプライバシーで、セキュリティを一時的に解除して、インストールを進めると問題なくインストールが完了し、利用することができるようになります。
Gachikoe!とOBSの設定
では、Gachikoe!で変換したした声をOBSで利用する方法を説明します。
まず、Gachikoe!のOptions > Audio SettingsでOutputをSoundflower(2ch)に設定します。
そして、OBSではソースに音声出力キャプチャを登録して、デバイスにSoundflower(2ch)を指定します。
これだけです。
こうすることで、Gachikoe!で変換した声をOBS側に連携することができるようになります。
このまま録画開始すれば、Realityでバ美肉した体に女性の声で動画ファイルを作成することができるようになります。
このSoundflowerを利用することがなかなか見つけられず苦労しました。
まぁ、ちょっと考えてGachikoe!とOBSがそれだけでは連携していないことはわかっていたのですが、ほとんどのサイトでSoundflowerについて触れられていなかったので、困りました。
これで自由にGachikoe!で音声をいじって動画ファイルにつなげることができます。
まとめ
MacとiPhone(+音声にこだわるのであればマイクも)があれば、無料でバ美肉して、さらに女性の声で動画が作成できるというのはちょっとクセになるかもしれません。
今回の記事では各種ソフトウェアのパラメータについては、特に触れておりませんが、それは他にも詳しいサイトがありますので、知りたい方はそういったサイトを調べてみてください。
OBSやGachikoe!の設定については端末のスペックを考慮したものにしないと動作が重くなりますので、試行錯誤が必要となるので、今回はあえて記載していないというところもあります。
多分私はやらないと思いますが、気が向いたらバ美肉してYoutube配信試してみようと思います。